河本理絵 Rie Kawamoto


生きていて、分からないこと、見えないこと、実感がもてないこと、どうしようもないことばかりである


不確かなことで溢れている

不安定で孤独を感じる



でも確かなこともある


周りの空気が遥か遠くまで続いていること

晴れていたら陽が暖かく、空が青いこと

風が吹き、雨が降り、時間を経て変化し続けていること

生き物はいつか居なくなること

積み重ねた時間、記憶があること

今を自分自身が生きていること


確かなことも不確かなことも

その時の自分にとって正直だと思う形に現してみる


2つ以上のもののイメージが重なることもある

○△□といった単純な、完成された形に帰結することもある



見えないところも、わたしたちのいる場所と変わらない、又は似ている形と空間でできているのかもしれない